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文学研究科 講座を統合 教員の配置を変更

2016.08.01

7月1日付で文学研究科の16の講座が統合されて6つの大講座に再編された。教員の配置を変更し、研究分野の融合や専修間の連携強化をすすめるとともに、定員削減にも対応するのが狙いだ。
 
これまでは専修ごとに教員の配置が決まっていたが、今後は再編された大講座ごとに教員を配置し、教員人事の融通性を高めるのが狙いだ。講座を大規模化することになるが、文学研究科では、講座の下位に位置する専修ごとに学生の募集をしているため、大学院入学試験の方法が変わることはない。
 
大講座の設置が提案された背景の一つには、第3期中期目標・中期計画期間(=用語解説)が16年から始まり、第2期より求められていた定員削減をさらに進める必要が出てきたことがある。削減のために研究科の体制を変更することが検討され、講座を大規模化することが決まったという。

〈用語解説〉
中期計画 6年間で達成すべき教育研究や業務運営、予算といった事項を定めた国立大学法人の計画。各大学法人は中期目標を文部科学省に提出し認可を受け、この目標を基に中期計画を制定することが法律で義務付けられている。04年度から第1期が始まり、16年度からは新たに第3期中期計画が定められている。