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VPN不要の無線LAN 今年度より導入

2015.05.16

4月から、従来の無線LANサービス「eduroam」、「みあこネット」に加え、新たに「KUINS-Air」が導入された。VPN接続を行わないで学内専用のコンテンツにアクセスできる。

利用する際にはSPS-IDまたはECS-IDでログインするが、VPN接続を行う必要はない。学内のネットワークとセキュリティ管理を担当する齊藤康己教授(情報環境機構IT企画室)は「従来のみあこネットはVPN接続が必要で、手間がかかるとの声が多くあった。そこで、セキュリティは確保しながらもより簡便に利用できるようにした」と話す。なお、京都大学では昨年度から3カ年の無線LAN整備計画を始めており、まだ学内全体を網羅していないが、今後整備を進めていくという。今後はどこの大学でも利用できる「eduroam」と京大の学生と教職員向けの「KUINS-Air」を主要な無線LANサービスとし、みあこネットは徐々に縮小していく予定。また、4月からはドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社のWiFiも学内で利用可能となっている。