文化

落語と宇宙のコラボ 第4回京大宇宙落語会

2014.12.01

11月30日、百周年時計台記念館で第4回京大宇宙落語会が開催された。落語家の林家染二や京都大学出身の桂福丸が宇宙にまつわる噺を披露した。

演目は天文学に精通した安倍晴明の出生譚がもとになった「天神山」や時間の数え方を笑いの種にした「時うどん」といった古典落語のほか、人工オーロラをめぐる父子のやりとりを演じた桂福丸の新作「生駒のオーロラ」。

公演後には天文学者の小山勝二氏や京大附属天文台長の柴田一成氏を交えて、トークショーが行われた。小山氏は「(演目のひとつである)人工オーロラは実際に研究されており荒唐無稽な話ではない。落語を通じて、科学の知識を面白く伝えることができれば」と話した。

京大宇宙落語会は宇宙と落語が好きな有志による宇宙落語制作委員会が主催し、2011年から毎年催されている。(羊)