ニュース

出席登録を電子化へ 全学共通科目に導入

2014.10.16

10月1日から全学共通科目で出席登録システムが試験導入された。教室に設置されたカードリーダーに学生証をかざすことで出席登録をするもの。一部の授業で利用が始まっている。

出席登録システムは従来の出席点呼や「出席カード」などに代わり、電子的に出席を確認する。吉田南構内共通事務部によると、教員の負担軽減を主な目的としているという。昨年度に国際高等教育院で導入が決定され、昨年度末には吉田南構内の教室にカードリーダーが設置された。その後半年間は後期からの試験運用開始に向けてシステムの調整が行われていた。

出席登録が可能なのは授業開始15分前から開始45分後までの間。システムを利用するかどうかは授業を担当する教員の判断に任されている。出席登録受付終了から5分程度が経つと、教員がノートパソコンを用いて学生の出席状況を確認することもできるという。

同事務部では、将来的にこのシステムで、授業に長期間出席していない学生を早期に発見し、フォローすることも検討している。

学生と教員へは9月30日の夜にメールで周知された。周知が後期授業の開始前日になったことについて、同事務部によると事務作業の遅れが原因という。

出席登録システムは来年度から本格的に導入される。運用方法や、授業で利用するかを教員が判断する点などは変わらない予定。今期に利用した教員からシステムに対して要望があれば改善するという。