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授業 振り返る機会を フィードバック期間はじまる

2014.07.16

全学共通科目と多くの専門科目で、今年度の前期末から「フィードバック期間」が始まる。研究室に待機した教員が学生からの質問を受け付けるなど、フィードバックの方法は授業ごとで異なる。

教育制度委員会が検討を重ね、昨年8月1日に導入を決定した。現状では試験やレポートが返却されず単位取得のみに学生が一喜一憂しており、「学習への積極的、能動的な態度がいつまでも身につかない」(教育制度委員会資料)と危惧する。授業で学んだ知識が定着しているかを学生に振り返らせることを目的としている。

現在の授業計画は講義15回と試験1回が基本だが、フィードバックを導入した場合、講義回数が一回減り講義14回、試験1回、フィードバック1回となる。一部の教員からは「講義回数を1回減らしてまでやる必要はあるのか」との声もあるという。

国際高等教育院は全学共通科目でのフィードバックの実施方法を、7月4日付でKULASIS上で発表した。教室での解説講義や研究室での質問対応など7種類に分かれる。

専門科目は各学部で対応が異なる。多くの学部が実施するが、他学部より試験期間が遅い法学部や3学期制の医学部医学科などは導入しない。薬学部も今年度は見送った。