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創立記念行事音楽会 心へ届くパイプオルガン

2014.06.16

京都大学創立記念行事音楽会が、6月13日に京都コンサートホール(京都市左京区)で開催された。音楽会は、京都大学創立記念日の6月18日を祝って開催されており今年で58回目を数える。

今年は「パイプオルガンの醍醐味」と題して、オルガニストの吉田文さんを迎え、演奏を披露してもらった。演奏は2部構成で行われ、前半では「主よ人の望みの喜びよ」などバッハ作曲の作品が奏でられ、続く後半ではパイプオルガンの特徴である豊富な音質を発揮して、日本の和楽器を模倣した音を用いたデスモンドによる「テイク・ファイヴ」やオーケストラ風に仕上げられたラヴェルによる「ボレロ」などが弾かれた。

パイプオルガン特有の重なりあった音が、広いコンサートホールいっぱいに響きわたり参加者の耳と心へ届いた。演奏を鑑賞した京大職員は「やさしい音色だった」とうっとりとした様子であった。