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農学部総合館でぼや カリウム処理中に発火か

2013.11.16

11月6日19時ごろ、農学部総合館南棟4階の実験室から火の手が上がり、ドラフトのフィルターやダクトなどが焼けた。出火元は森林科学専攻の実験室。現場には15台の消防車が駆けつけた。消防によって建物内部にいる人々は建物外に出るよう指示され、辺りは一時騒然となった。けが人はなかった。

農学部によると、実験室のドラフト内で火の手が上がり、学生がドラフト内に向けて消化器を使ったため、舞い上がった火がドラフトのフィルターおよびダクトに燃え移ったという。一部は学生によって消火されたが、その後到着した消防によって完全に鎮火されたという。

出火の原因は、院生が木材成分の合成実験に使用したカリウムの処理が不十分であったためと見られる。処理過程において生成された水酸化カリウムを水で希釈する際、残っていたカリウムと水が反応し、火の手が上がったという。