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男女共同参画担当副学長設置 生命科学研究科・稲葉カヨ教授就任

2013.09.16

8月1日、京都大学は男女共同参画担当副学長を新たに設置した。この担当副学長には、生命科学研究科教授・稲葉カヨ氏が任命された。男女共同参画副学長は男女共同参画推進室の室長も務め、男女共同参画推進体制の強化を図っていくこととなる。

京都大学では、2005年に男女共同参画推進委員会を設置し、「京都大学男女共同参画推進アクション・プランに向けて(提言)」をはじめとする男女共同参画推進についての検討を行ってきた。2008年にはその後継組織として男女共同参画推進室を設置。2011年度までは総務担当理事2012年度と2013年度前期は法務・コンプライアンス担当副学長が室長を務めた。同推進室は2009年に、学内における男女共同参画推進に関する具体的な目標を示した「京都大学男女共同参画推進アクション・プラン」を決定。以後、教職員向けの育児・介護支援、ハラスメントに関する啓発活動等を推し進めてきている。そのアクション・プランの設定期間が今年度までとなるため、専任の副学長を置いて、新体制の下でそれまでの成果をまとめ、2014年度以降の男女共同参画推進について検討を行っていく予定だ。

広報・社会連携推進室によると、今後は担当副学長を中心に、それまで女性研究者対象が中心になりがちだった支援を、広く教職員全体に対して行えるような組織体制の構築を行っていくとのことだ。