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研究室を大公開 学部生の活動発表も 人環

2007.11.16

11月1日、人間・環境学研究科(以下「人環」)で「人間・環境学フォーラム・秋の研究室公開」が開かれた。総合人間学部の学生をはじめ他学部や他大学の学生に向けて行われ、昨年に引き続き2回目となる今回は、人環内の34の研究室が公開された。この日は総合人間学部専門科目を休講にして行われた。

研究室公開では、教員だけでなく院生と語る場をもった研究室があったほか、公開発表や公開授業を行う研究室もあった。

思想文化論講座の安部研究室では「心の機能主義的唯物論」と題し、近年さかんに論じられている「心の哲学」を、デイヴィッド・ルイスの研究を手がかりにしながら解説した。1時から6時まで5時間の長丁場だったが、打ち解けたムードのなか、参加者は自分の経験に照らし合わせながら質問を行っていた。

今回は新たに、学部生の野食研究会が、活動のようすやこれまでに挑戦した野食をパネル展示した。野食研究会は、スーパーで売っていない食材を見直し、食べることを活動にしている。野食をきっかけに近年話題になっている食の問題だけでなく、環境問題にもつなげていきたいという。

参加した学生は「自分が普段勉強している分野では深くは触れられない話を、その分野の研究者から詳しく聞くことができて興味深かった」と話した。