文化

総長カレイ商品化へ

2012.04.01

京大は4月1日、大学ブランド向上策の一環として「総長カレイ」の商品化を目指していると発表した。尾池和夫前総長時代の「総長カレー」に続く京大の名物となりうるかどうか、注目される。

商品化の構想が浮上したのは2010年秋。煮つけ、刺身、焼き物といった、カレイの食材としての幅広い可能性に注目した水産学部の坂本義太夫教授が「より肉厚で多様な調理に耐えうるグローバルな食材」を目指し、およそ1年がかりでカレイの品種改良を重ねてきた。「総長カレイ」はヒラメのような歯ごたえが特徴で、カルパッチョやスウィーツなど、今までカレイがあまり使われることのなかったメニューにも適している。木公本紘総長と「総長カレイ」がどんな関係にあるのかという京都大学新聞社の質問に対し、坂本教授は「ノーコメントで」と明確な回答を避けた。

京大ブランドに関しては、2010年12月に「学寮型大学イモ」の商品化に向け、学内外の専門家を構成員とするプロジェクトが立ち上げられたが、「高額な肥料を与えても良質なイモが育つとは限らない」、「大学イモは間食にこそ適するもので、主食にはなりえない」という批判も出ている。
総長カレイ

※この記事の内容はフィクションです。実在の個人・団体・総長とは一切関係ありません。