ニュース

全学で冬期節電 文科省・関電から要請

2012.01.23

京都大学は2011年12月16日付で、医学部附属病院を除く全学で節電を実施すると発表した。期間は2011年12月19日から2012年3月23日まで。

節電は、文部科学省および関西電力からの「現在定期検査中の原子力発電所が再稼働できない状況が続き、加えて、現在稼働中の原子力発電所が定期検査に入ると、今冬は非常に厳しい需給状況となることが見込まれるため、節電に協力してほしい」という11月1日付の通達を受けたために実施されている。

内容は、昨年夏季に京大の独自判断で実施された節電と同じで、フェーズ0―5の6段階に分かれている。それぞれのフェーズ内容も昨年夏季と同様であり、現在実施されているのはフェーズ0とフェーズ1のみ。フェーズ0では事務室・研究室のエアコン温度の設定を20度に徹底することや使用していないOA機器の待機電力を削減することなどが、フェーズ1ではエレベーターの稼働台数を減らすことやFAXの利用制限などが定められている。

実際に、学内の様々な場所で節電の影響が感じられ、例えば種々のサークルが使用している西部のボックス棟では、蛍光灯の本数を間引いて運用しており、昼間でも薄暗い状況となっている。

ただし、講義室のエアコン停止やスパコンの一時停止などが盛り込まれているフェーズ2移行の実施予定は今のところない。