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附属図書館、開館時間を延長 継続はコストのバランスを見て

2011.11.18

附属図書館、開館時間を延長 継続はコストのバランスを見て(2011.10.16)

附属図書館の開館時間がこの10月から延長された。平日は開館が1時間繰り上がり午前8時から、土日祝日は閉館が2時間繰り下がり午後7時までとなった。これにあわせて学習室24も休日は19時まで開館する。

附属図書館

附属図書館・入口

附属図書館によると、これまでも開館延長とくに休日の開館時間については利用者から要望が寄せられており、附属図書館内でも検討はされていたが、財政面から実現が難しかったという。それが今年度の総長裁量経費に試行的な開館時間の延長措置を要望したところ、7月中旬に予算がつくことが決定し、10月から半年間の開館時間延長が決定した。新たにアルバイトを増員し開館時間が延長された分の作業対応を行う。

また早朝開館については2006年度の冬期試験期間中に施行的に実施したことがあるが、予測ほど利用者がいなかったためそれきりに。しかし近年大阪大学など他大学の図書館も早朝開館に踏み切っていることから、もう一度必要性を検証することになったという。書庫入庫など一部のサービスは従来通り9時からの利用となる。

急遽決まった措置であり9月中も台風への対応等でアナウンスがなかなかできなかったそうだが、現状でも早朝は7、80人が9時前に来館しており、また休日は17時以降もほぼ変わらない利用が見られるという。

来年度以降開館時間の延長が継続できるか附属図書館は「大学予算全体が削減傾向にある状況なので、利用状況とコストのバランスを見ながら判断して行く」といい、「開館時間延長をぜひ活用して欲しい」と話している。