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本部構内の交通規制構想 厳しい声相次ぐ説明会

2011.10.01

先日明らかになった交通規制構想、「本部構内の交通安全の確保(案)」について、環境保全保険機構の担当職員による学生らに向けた説明会が、9月22日の情報公開連絡会内で行われた。夏休み中にも関わらず、通常時の連絡会出席者よりも多い約30人の学生ら関係者が参加。

機構側は同構想について「駐輪場の過密状態解消と、歩行者が安心して歩けるキャンパス作りのために必要」と説明した。

これに対して出席者の学生からは「駐輪許可証の発行は、学外者にとって非常に不利益をもたらす」、「管理強化ではないか」など構想への批判や機構側の目的への疑問、構想撤回を求める意見が多数出された。

時おり怒号も飛ぶなど険しい雰囲気に包まれた説明会は約2時間続き、機構がその場の意見も踏まえた見直し案を後日改めて学生側に提示することで終わった。

機構側は「法人化以降は、大学法人が学生の安全についても責任を負う形になっており、そうした点からも構想を進めたい。今後も説明会のような場で学生の理解を得ていきたい」と述べている。

「本部構内の交通安全の確保(案)」では京大構成員の自転車等へ入構許可証発行や、自動車の駐車有料化、カーゲート設置など、本部構内の交通環境を大きく変える内容が提示されている。