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宇治キャンパス、高校生に研究紹介

2011.08.14

7月30日、京都大学宇治キャンパスにて「第14回高校生のための化学―化学の最前線を聞く・見る・楽しむ会─」が開催された。この催しは主に化学に興味のある高校生・中学生を対象とするもので、一番多感な時期に化学に興味を持ってもらうこと、高校と大学で学ぶ内容のギャップを示し、京都大学の雰囲気を知ってもらうことなどを目的としている。

「分子の構造を目に見えない虹で見よう(界面の分子分光学)」と題された実験では、分子の振動が赤外線のスペクトルを吸収することを利用して、物質を測定する技術を実演。実験器具に参加者が指をかざすと、指の表面の脂肪やタンパク質を測定し、モニターに移されたグラフが変化する様子に歓声が上がった。

参加した高校生は、「高校と大学で学ぶことのギャップに驚きはしたものの、大学での研究も高校の勉強と繋がっているのだと感じられ、自分がやっている勉強に自信を持つことができた。設備の良さにも感動した」と満足した様子で語った。

《本紙に写真掲載》