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文科省、リーディング大学院の拠点公募へ 淡路理事・副学長中心に準備作業

2011.07.27

文部科学省は各大学に向けて、リーディング大学院プログラムの公募要領を6月15日発表した。京都大学はこうした動向を受け5月24日の教育企画委員会で5年一貫の「学寮型大学院」構想の実現に向けて取り組んでいくことを確認。8月8日からの申請期間に向け、淡路敏之教育担当理事・副学長を中心に準備作業を進める。一方来年度予算への概算要求は見送る方針だという。

「リーディング大学院プログラム」とは文科省が来年度から7カ年計画で実施する、「世界を牽引するリーダーを養成する世界トップレベルの大学院を形成する」事業。松本紘総長は昨年12月、この拠点としてオールラウンド型の人材養成を目指す5年一貫制の「学寮型大学院(以下、新大学院)」を新設する構想を昨年12月末に明らかにしている。 

なお松本総長は、今年3月に文部科学省の審議会として設置され、拠点選考などを行う「リーディング大学院推進委員会」の構成委員(12名)でもあることが同省ウェブサイトより分かっている。