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学生課、震災ボランティアに届け出求める 余震の危険性を考慮

2011.04.27

3月11日に発生した「東日本大震災」に関する救援・支援活動について、京都大学は4月15日、被災地でのボランティア活動に参加する場合、保険に加入し、必ず大学に届け出を出すように、とホームページなどで通達した。学生課は理由として、現地はいまだ余震が続き危険な状態であるため、「事故が起こったときのために人数を把握しておきたい」、「保険に加入していることを確認しておきたい」と述べている。さらに、京都災害ボランティア支援センターなど、正確な現地の被災状況を把握している団体と相談するように要請している。

届け出に際しては、個人で参加する場合、または研究室などの同一学部・研究科の学生らで構成された団体は所属学部・研究科の事務室まで。部活動やサークルなど、複数の学部・研究科にまたがった団体は学務部学生課課外活動掛まで、届け出を提出することになる。

震災に関して、卒業式に続いて入学式でも京大学生支援金・京大救援支援義援金への募金を呼び掛けたところ、約108万円が集まった。また、大学側は現在計画中の事項として、学生等への心のケアを行っていくことを発表した。