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初年次教育プログラム 昨年同様セミナーが中心

2011.04.26

今年度の初年次教育プログラムの詳細が明らかになった。教務企画課によると、昨年同様、4月7日の入学式で松本紘総長が「京大生の学び」について講演する他、4―6日の新入生ガイダンスでメンタルヘルスについて触れる。また、これも昨年同様、23日に新入生向けの特別セミナーが開かれる。内容はコンプライアンス、キャリア、留学について、カルトの実態など。

今年度はコンプライアンスについての講演の時間を延長する。これは昨年度も京大生による事件が多発したことを受けてとのことだが、自転車マナーなど生活全般についての注意も行うという。

全体的に昨年と同様の形式・内容になったが、教務企画課は現在も初年次教育を大学のカリキュラムに取り入れることを検討しているという。現在でも全学共通科目の中に「偏見・差別・人権」など同様の科目は存在しているため、それらとの統廃合もあり得る。しかし、社会規範や生活についての知識を単位として認めることが可能か議論が尽くされていないため、今年度も導入を見送った形になったという。

初年次教育プログラムは、学生が薬物使用で逮捕される事件が起きたことなどを受けて、昨年度から導入され、今年度で2回目。