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京都大学は昨年１２月２１日、農学部４回生を京都大学通則第３２条に定める「学生の本分を守らないもの」として同日付けで停学（無期）処分としたことを発表した。

当該男子学生は８月１８日、アルバイト先の飲食店店長である京大の学生から、店名義のキャッシュカードを預かった上で、京都市内の信用金庫から現金およそ９０万円を無断で引き出したとして９月２９日に窃盗容疑で逮捕された。その後の捜査段階で業務上横領容疑に変更、不起訴処分となった。なお、全額弁済し示談が成立したという。

今回の停学処分に関し京大当局は「このような事件が起こったことは誠に遺憾であり、今後もさらに法令遵守等についての周知徹底を図るとともに、犯罪行為に対しては厳正に対処し、こうした事態が二度と繰り返されることのないよう努めてまいる所存である」とコメントしている。