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京大 監査室を新設 監査の独立性確立へ

2025.10.16

京大は10月1日付で監査室を新設した。京大の各組織から独立した形で設置され、内部監査の実施および内部統制の検証を担当する。実効的な監査機能を有する組織を作ることで、監査の独立性を担保するのがねらい。

昨年の組織改編以降、コンプライアンス部傘下の内部統制室が内部監査を行ってきた。今回の改組で、コンプライアンス部は存続する一方、内部統制室が廃止され監査室が監査の実施主体となる。

「監査室」の名を冠した組織は2013~20年の間にも存在した。これは20年に公正調査監査室に改められ、昨年にコンプライアンス部に改組された。当時の監査室は、法務・コンプライアンス担当の副学長が室長を兼務するなど、監査室専任の教職員がいない組織だった。

今回新設された監査室は、各組織から独立しており、室長・副室長のほか事務職員などにより構成される。室長・副室長は、京大の教職員のうちから総長が任命し、専任で業務にあたるという。