文化

京大雑記 第4回 人気はイタリア 卒業旅行の申込みピークに

2008.01.16

西部生協ルネ店では1月中旬現在、卒業旅行の申し込みがピークを迎えている。1月のテスト期間中に旅行予約し、2月に卒業旅行に行く卒業予定者が多い。海外旅行カウンターでは昨年、1月中に300人以上が海外旅行のツアーを予約。多い日で1日30人以上の旅行予約申し込みがあるという。

西部生協旅行センターの若松広之マネージャーは、「昔はロンドン、パリ、ローマが海外旅行の定番だったが、今はロンドンが外れてイタリアがふくらんできている。フランス・スイス・ドイツといったところもそんなにはやらなくなったと感じる」と話す。数年前からイタリアの人気が高く、各旅行会社もイタリア国内を周るツアー、またはイタリア各都市とパリをセットにしたツアーを組んでいる。

予算は、イタリアなどのヨーロッパに1週間以上の滞在で15~20万円くらい。アジアではバンコクが人気で5万前後。崩壊の恐れがあるアンコールワットが人気で、10万円以上のツアーが用意されている。ヨーロッパへのツアーは添乗員付きを選ぶ学生が多く、アジアでは買い物時間のあるフリーのツアーを選ぶ学生が多いという。国内旅行では主に東京ディズニーランドなどに夜行バスで行く学生が多い。春休みの学生向けに用意されているキャンパスデイパスポートの効果もみられる。そのほか、沖縄の石垣島や北海道などのツアーも人気が高い。

近年では就職活動の早期化もあり、卒業旅行に2度、3度と行く人も多く、2月に長期でヨーロッパにいったあと、3月に東南アジアや韓国といった近場や、国内旅行をする傾向も見られる。私立大学などでは12~1月に申し込みをするのに対し、京大生は少し遅れて1月に申し込むことが多い。そのためなかなか希望の日が取れないのが例年となっている。旅行予約はお早めに。

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