京大 事務組織を改編 IR室など新設
2025.05.16
京大は3月25日付で事務組織を再編した。総務部や渉外・産官学連携部の廃止と、それに伴う下部組織の独立や職務の統合が目立つ。また、インスティテューショナル・リサーチ室(IR室)が新設され、大学運営の改革を見据える。
まず総務部の廃止に伴い、同部にあったDX推進室は情報部に移動し、事務改革推進室は独立した。京大は総務部を「発展的に解消」し、総長オフィスに統合したと説明する。
渉外・産官学連携部の廃止に際し、同部にあった広報課は広報室として独立した。産官学連携への取り組みは今後、昨年4月に新設された成長戦略本部が一括して担当する。教育推進・学生支援部と国際・共通教育推進部は統合され学務部となり、両部に所属した厚生課や留学生支援課などの学生に関する全般的な業務は、学務部が一括して担うこととなる。この2部の統合について京大は「両組織の事務を有機的にまとめ、相互の機能を高めることが目的」としている。
また、新たにIR室が設置された。IRは大学運営に関するデータを分析し、大学の意思決定を支援する研究のこと。同部局の具体的な職務として京大は▼中期目標・中期計画▼自己点検・評価▼第三者評価▼大学評価に係る調査及び分析に関することを挙げる。文科省が2014年に実施した調査によると、全国の大学の25%以上がIR担当の組織を設置している。
なお、昨年9月に行われた部局長会議では、国際卓越研究大学申請に向けた事務系職員の人事制度の抜本的改革について報告されている。
まず総務部の廃止に伴い、同部にあったDX推進室は情報部に移動し、事務改革推進室は独立した。京大は総務部を「発展的に解消」し、総長オフィスに統合したと説明する。
渉外・産官学連携部の廃止に際し、同部にあった広報課は広報室として独立した。産官学連携への取り組みは今後、昨年4月に新設された成長戦略本部が一括して担当する。教育推進・学生支援部と国際・共通教育推進部は統合され学務部となり、両部に所属した厚生課や留学生支援課などの学生に関する全般的な業務は、学務部が一括して担うこととなる。この2部の統合について京大は「両組織の事務を有機的にまとめ、相互の機能を高めることが目的」としている。
また、新たにIR室が設置された。IRは大学運営に関するデータを分析し、大学の意思決定を支援する研究のこと。同部局の具体的な職務として京大は▼中期目標・中期計画▼自己点検・評価▼第三者評価▼大学評価に係る調査及び分析に関することを挙げる。文科省が2014年に実施した調査によると、全国の大学の25%以上がIR担当の組織を設置している。
なお、昨年9月に行われた部局長会議では、国際卓越研究大学申請に向けた事務系職員の人事制度の抜本的改革について報告されている。