マクドハウス京都 開設へ進展 開設資金8億 寄附で集まる
2025.05.16

会見の様子。左から順に髙折京大病院長、岩中DMHC財団理事、西脇知事、佐和府立医大病院長
昨年2月、髙折病院長や府立医大病院の佐和病院長、京都府の西脇知事らが募金委員会を発足し、京都府のふるさと納税を利用した寄附の受付を開始した。今年3月末時点で、委員会への寄附は計1922件に及んでいたという。また、DMHC財団は昨年4月から京都や奈良、大阪のマクドナルド店舗での募金箱の設置やチャリティーイベントの開催を通し、寄附を呼び掛けていた。
23日の会見で西脇知事は「あらゆる場面で募金を呼び掛けてきた。非常に高い目標だったが、達成できて大変嬉しい」と述べた。また、髙折病院長はハウス建設に関して、「府立医大と交流して、京都での小児医療を拡充したい」と期待を込めた。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、DMHC財団が世界各地で運営している施設で、1人1日千円で利用できる。国内には現在12のハウスがある。京都ハウスは京大病院と府立医大病院の患者を対象に、両病院から近い賀茂大橋の西側に建設予定。