企画

【京大新聞100周年特別企画】京大生による100年後の未来予想

2025.04.01

100年前の学生が何を未来に予想したのかが知りたい! 過去の紙面にそれはなかった。しかし、未来の読者にはまだ、私が100年前の予想を届けることができるのだ。そんな思いからスタートしたのが本企画である。京大生にアンケートを行い、あるテーマに関する100年後の未来予想を募集した。100年後の読者に本記事が届けば、これ幸いである。(雲)

京大生の予想


運動不足▼全てが自宅で完結するようになった結果、外で歩くことが現代の登山並みの位置付けになり、履歴書に書けるようになる。(匿名希望)

カップラーメン▼材料を入れ、スイッチを入れたら高音水蒸気などにより数秒でラーメンが出来上がる装置がコンビニなどに常備される。(Bech)

地下鉄▼超高速輸送が可能になるとともに、岩石硬軟化工法の確立によって地下工事が容易になったため、京都市地下鉄の東西線が延伸し、福岡―東京に及ぶ地下新幹線が開通する。(かえさる)

交通▼車はすべて自動運転で空を飛び、地上は歩道のみとなる。事故がなくなり、信号待ちの時間も消え去る。(へたっぴラテンマン)

お菓子▼カントリーマァムが豆くらいの大きさになってる。(匿名希望)

硬式野球部▼野球部の吉田グラウンドが設備万全なドーム球場になっている。(匿名希望)

退屈代行▼娯楽に溢れた結果誰も退屈しなくなり、退屈を提供するサービスや退屈を代行するサービスが出現する。(匿名希望)

インターネット▼某国のハッキング技術が高すぎて誰もインターネットを使用できなくなり全世界的に現金化、データの紙保存、タンス貯金となる。(Bech)

大学所在地▼人類は肉体を捨てVR空間へと精神を移住させ、物理的制約の殆どない広い大地の中、そこには1万階建てで1万色に光り輝く京都大学キャンパスがうず高く聳えていた。(柑橘類)

吉田寮▼流石に改築されている。(腹筋lover)

天気予報▼その瞬間瞬間にこの世界に現れうる光の粒子ひとつひとつの位置をすべて観測することができれば未来/過去を予知できる、という論がある。翻って、未来における空の粒子を観測する機械が完成すれば正確な天気予測が可能である。(匿名希望)

京大構内▼キョートダイガク跡地と呼称される再開発予定区画となっているが、内部には「カイセイ」、「エム」、「ジョキョー」といった独自の高度な階層社会が形成されており、現地住民からの強い反発が予想されている。(たかP)

東方▼科学が異常に進歩したことで、逆説的に非科学的なオカルト事象に対する関心が高まり、少女二人が京都を舞台に異界の存在の証明のため大学で倶楽部活動を始める。

(雲)の予想


人力の価値▼自動化がますます進んでいき、自動ではないことがむしろ付加価値として評価されるようになる。例えば、人間が運転する稲刈り機で刈られた稲は自動運転で刈られたものに比べて1・2倍の値が付くなど。

AIの身体性▼AIが身体を得る。五感や消滅への恐怖を得たAIは、人間よりも美しく詩を歌い、人間もそれを認めざるを得なくなる。

医療▼不老不死は未だ実現していない。

カロリー、栄養、医療▼一日中食事をカメラで自動的に撮影しながら、接種カロリー、栄養が、規定域を超えると警告。これはアルコールにも適用できる。

映画▼自宅で観る映画は、主演は好きな俳優から自由に選べる。観客の目の動きによって興味の判定をして、ストーリーを改変していく。1人1映画時代になる。