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全学公認団体が確定196団体

2010.09.17

京都大学の全学公認団体について、2010年度の最終決裁が済み、新規団体と取消団体が確定した。

新規公認団体は以下の5団体、括弧内は活動内容。▼アンサンブルリード(男声合唱)▼ブリッジクラブ(トランプ)▼水泳サークルMiconos(水泳)▼鹿島神流武道部(古武道)▼アイアンマンスクール(トライアスロン)

公認が取り消されたのは以下の7団体。いずれも期限までに更新せず、管轄の学生センターが督促しても更新手続を行わなかったことによる。▼平和哲学研究会▼韓国文化研究会▼韓国留学生会▼京大学生新聞会▼基礎スキーサークル・ラスカル▼青葉サッカーサークル▼東洋医学拳法

今回の入れ替わりで、全学公認団体数は196となった。内訳は文化系団体が103、体育系団体が93(うち体育会所属53、非所属40)。全学公認団体となるには「団体結成願い」を学生センターへ毎年5月15日までに提出し、4年目の提出で決裁に付されなければならない。その後も公認を維持するためには、更新手続として毎年同時期に「団体結成願い」を提出する必要がある。

全学公認団体であることのメリットは、学生センターにある団体用ポストが使えることと、単独で学内教室の使用予約ができることにある。非公認でもサークル活動は自由に行えるし、公認されたからといって部室などが付与されるわけではない。

公認を取り消されたうち京大学生新聞会は統一協会・原理研究会の関連団体であり、京都大学各部局の同窓会名簿を悪用し、新聞購読・縮刷版購入の勧誘目的で卒業生の自宅・勤務先へ電話するなどして問題となっていた。これまで、同会を全学公認団体として認めていることを問題視する電話が大学に寄せられたり、名前が似た当社=京都大学新聞社=へ誤って苦情が寄せられたりしていた。 今回更新手続が行われなかったことで、結果として全学公認団体でなくなった。