ニュース

応援歌「新生の息吹」 カラオケ配信開始 同窓生からの要望受け

2025.01.16

12月2日、京大は同校の応援歌「新生の息吹」のカラオケ配信を開始したと発表した。同窓生の要望を受けたもので、より多くの人に同曲に親しんでもらうことを狙う。

「新生の息吹」は1958年に制作された京大の応援歌。作詞は、当時京大の大学院生だった中川裕朗氏、作曲は京大卒業生の多田武彦氏が手掛けた。現在も11月祭などで演奏されている。

京大によると、同窓生から同曲のカラオケ化の要望があったという。同窓会事務局を管轄する渉外部(現:成長戦略本部)が主体となってカラオケ会社と交渉し、昨年8月27日からカラオケDAMでの全国配信が始まった。

本紙の取材に対して京大は、今回の配信で「卒業生には京大での日々を懐かしんでいただき、在学生には京大をより好きになっていただくような効果を望んでいる」と述べた。なお、「京都大学学歌」などの京大に関連する他の歌のカラオケ配信は、現時点では予定していないという。

カラオケDAMの製造元・第一興商が提供する月別「大学校歌・応援歌」歌唱ランキングによると、同曲の順位は全20曲中、9月は17位、10月は14位、11月は17位だった。配信の発表があった12月は、13位という最高順位を記録した。