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食材価格高騰で価格改定 営業時間の短縮も 京大生協

2008.11.06

京都大学生協は昨今の食材価格の高騰などをうけ、11月4日より食堂の一部メニューの価格改定および営業時間の変更を行っている。全食堂メニューのうち味噌汁が10円値上がりするほか、麺・パスタ類で30円、鶏肉使用品目で20~60円、豚カツ使用品目で20~30円の値上げを実施する。

また、人件費削減のため食堂の営業時間を30~60分程度短縮。北部については平日の喫茶(2階)の営業開始時間を11時(現行9時半)とし、食堂(1階)の営業開始時間を8時(同8時20分)とすることで、朝食の利用を一階に集中させ、利用者への影響を抑える狙いだ。

京大生協はこれまで食材価格の高騰の中でもできるだけ利用者に影響のないように全面的な価格改定などは見送ってきた。しかし食材の仕入れ価格上昇額が08年度で4000~5000万円と推測される中で、これ以上の価格維持は困難と判断し、今回の対策に踏み切った。京大生協は慢性的な経営難で約3億円の累積赤字を抱える。