西部に新施設 学生が要望提出 川添理事 受理し協議継続を明言(2020.10.01)

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京大西部構内にある広場の将来的な利用方法を巡り、検討を進める学生有志が9月24日、暫定的な要望案を含む報告書を川添信介・学生担当理事らに提出し、受理された。学生は昨年秋に話し合いを発足させて意見の集約を図り、大学との協議を続けてきた。今回、9月末での大学執行部の交代を前に報告の場が設けられるに至り、両者が継続して話し合う方向性を確認した。

学生が組織する「広場に関する話し合い」は報告書の中で、西部講堂や関係団体用の駐車スペースの維持を求めるともに、共用の会議室や倉庫、音出し系団体の練習スペースを収容する新たな建物と第2体育館の建設を要望し、これらを広場に収める配置案を示した。

川添理事は学生に対し、直感的な印象としたうえで「すべての要望を西部で満たすのは厳しいのではないか」との見解を示した。一方、「引き続き大学と協議することは何の問題もない」と述べ、学生に対し、新施設の部屋割りや優先的に求める機能などの要望を具体化するよう求めた。

広場を巡っては、昨年6月に学内の監事監査に関する報告書がまとめられ、「有効に活用する必要がある」との見解が示された。これを受け、西部構内で課外活動を行う学生有志が集まり、昨年10月、広場の将来的な利用方法を検討するべく「広場に関する話し合い」を発足させた。これまで23回話し合いを行い、体育会など既存の組織をつなぐ窓口として意見の集約を図ったほか、利害や関心を持つ学生から聞き込みを実施した。1月と3月には理事らとの意見交換会が開かれた。

川添理事は大学側の広場に対する認識について、「具体的な話は全く出ていないが、手を入れる必要があるとの合意があると言っていい状況」と述べた。一連の動きについて後任の村中孝史氏に引き継いでいると明かし、「継続性は保てる」とした。学生側は今後、要望を具体化し、各所で調整して合意を取り付けることを目指すという。

理事「まず西部講堂をどうするか」


具体的な検討にあたって理事は、「まず西部講堂をどうするか考えないと難しい」と述べた。講堂について、1月の意見交換会に続いて耐震性に問題があるとの見解を示し、有観客での利用を控えるよう改めて求めた。大学側では「根本的に老朽化して数年も持たない」との見方が出ているうえ、補修する場合は膨大な費用がかかるとして、理事らは学生に対し、補修を目指すのか、機能を重視して建て替えを求めるのか、検討して意思を一致させるよう求めた。

部室の利用「制限付き許可難しい」


今回の報告の場で川添理事は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う課外活動の制限に言及した。原則使用停止としている部室について、「許可を出せば以前のように溜まり場になるのは明らかなので、all or nothingにせざるを得ない」と述べ、制限付きの使用再開に難色を示した。また、9月18日付の通知では他大学の学生の活動参加を認めておらず、これに関しては、名前や連絡先などを記録すれば京大生と同様に対応できるとの見方に理解を示したうえで、「大学によって対応が違うので、京大の基準に巻き込んでいいかが難しい」と述べた。今後の制限緩和の見通しについては、「相手がコロナだから分からない」とし、「推測に基づいて方針を打ち出して、問題があれば修正するという流れでいくしかない」との見解を示した。

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