女性が参画できる社会を目指して スーチー氏、時計台ホールで講演(2013.05.01)

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ミャンマー連邦共和国の下院議員で、最大野党・国民民主連盟(NLD)議長のアウンサンスーチー氏が4月15日に京大を訪問し、「Socio-Political Change in Recent Burma and Women’s Participation in It(ビルマにおける社会・政治的変化および女性の参画)」と題する講演を行った。会場となった時計台の百周年記念ホールは学生・教職員、報道陣らでほぼ満杯に。講演の模様は同時中継によって複数の教室に配信され、多くの学生がスーチー氏の話に聞き入った。

ミャンマーの民主化運動の指導者として知られるスーチー氏は、1985年から86年に京大の東南アジア研究センター(当時)の客員研究員として来日。帰国後、軍事政権に抵抗する国民民主連盟の結党に参加したが、1989年に自宅軟禁された。非暴力の民主化運動を進めた功績から、軟禁中の1991年にノーベル平和賞を受賞。今回、京大在籍中以来約27年ぶりの来日となった。

講演に先駆け、松本総長からスーチー氏に対し、第1号となる「京都大学名誉フェロー」が授与された。講演でスーチー氏は、今なお抑圧されているミャンマーの女性たちの現状について言及。女性の政治的役割を人々がさらに認知し、男女が平等に参画してゆける社会の実現が大切だと訴えた。「どのようにして信念を貫くことができたのか」という学生の質問に対しては、「私がタフだったからです」と笑顔で答えた。講演後、スーチー氏は東南アジア研究所の展示室「アウンサンスーチールーム」を訪問し、研究員時代を懐かしんだ。

13日に来日したスーチー氏は、京大のほか、龍谷大や東大でも学生を対象とした講演を行い、19日に帰国の途についた。

※京都大学名誉フェロー
国際交流など優れた業績により国内外で高い評価を受けている京大関係者(卒業生など)を対象に授与される称号。部局長の推薦に基づき、総長・理事などで構成する会議を経て、総長が授与を決定する。2013年3月制定。

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