レブン書房閉店 80年以上の歴史に幕(2012.07.16)

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6月30日、百万遍の交差点で80年以上営業を続けてきたレブン書房が閉店を迎えた。現店主で3代目、80年以上営業を続けてきたレブン書房は、これまで多くの京大生が利用してきた。それだけに、降りたシャッターに貼られた閉店の通知には、ボールペンで「やめないで!」と書き込まれるなど、惜しむ声も少なくない。今回、店主の松井知典さんに話を聞いてみた。


閉店に至った経緯

最大の要因は、売り上げの減少だ。京都大学近辺の他の書店との競争が激しくなったうえに、ウェブサービスが普及したことで印刷物を買ってまで読もうとはしない若い世代が増えたのではないか。特に今年に入ってから目に見えて学生の来店が減っていた、と松井さんは語る。また、20年ほど前には全くなかったという万引きがここ数年で激しく増加し、売り上げの減少と合わせて経営を圧迫していたようだ。


書店からみた百万遍

本屋は人と接する商売である。松井さんは本屋を営むなかで、昔と比べて人と接するのが得意な学生と不得意な学生が極端に分かれてきていると感じるそうだ。ウェブでのサービスが普及して、他人と接するのが苦手でも困らないようになったからかもしれない。しかしそれは、今は困らないというだけであって、社会に出たら人と接する能力は必須のはずだ、それを克服しないままでいる学生が多いのが心配だという。また、百万遍周辺では、昔は個人経営の小売店が多かったが、今では大手のチェーン店が増えてきた。結局資金を持っている人のもとにばかりお金が集まるようになっている。弱者と強者の二極化が進んでいる今の世の中を、京大生が知恵を絞って変えていってほしい、とも語った。

閉店が終わりではない

レブン書房は閉店してしまうが、完全に営業を停止する訳ではない。注文・配達は今まで通り続けていくとのことだ。祖父、父、自分と3代続けてきた書店であるから、形を変えてでも何とか続けていきたい、と語ってくれた。(待)

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