工学部公開講座 先端技術を分かりやすく(2011.08.01)

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7月30日、総合研究3号館にて平成23年度京都大学工学部公開講座「ひと・社会・工学―工学のいまを知る」が行われた。「一つ一つの分子を見る、触る―分子ナノテクノロジ―」、「生物と電気と数学と―数理のメガネを通して生命システムを見る―」、「3Dオーディオの最前線」、「エンジンの今とこれから」という4つの演題で行われた。

「一つ一つの分子を見る、触る―分子ナノテクノロジ―」では松田健児教授がアクキガイという貝2000個から1グラムしか取れないチリアンパープルという染料の話を切り口に光と色の関係や網膜の光受容細胞について言及した。さらに分子機械や分子エレクトロニクスといったテクノロジーの話や、分子の作成・観察の話も行った。

土居伸二教授による「生物と電気と数学と―数理のメガネを通して生命システムを見る―」では、まずモノがなぜ見えるのかを、眼球から得た情報が視覚野を通して計算されていることから説明した。さらに、私たちは脳で行われる計算によって、眼球の血管が削除されていることや盲点によって生じる穴が補われていて、「ありのまま」の世界を見ているわけではないことを話した。他にも、錯視を利用して脳の計算原理を探る話や、身体を電気信号による細胞間の情報伝達という観点から見た話を行った。

各演題とも専門家でなくとも理解できるよう解説が加えられ、参加者は熱心に耳を傾けていた。講座は途中昼休みを交えながらも計6時間あったが、多くの人が最後まで話を聞いていた。

《本紙に写真掲載》

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