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日中学生会議参加者募集 歴史から経済問題まで議論、相互理解を

2011.04.26

日中の相互理解を目指し活動している団体、日中学生会議が今年度の会議参加者を募集している。この会議は日中関係に関心をもつ学生有志が、両国学生の相互理解を目指して1987年から毎年中国と日本で交互に開催されているもの。分科会に分かれ、歴史問題から経済関係まで幅広いテーマで議論を行っている。昨年も両国から50名の学生が参加し20日間にわたる共同生活を行った。今年は日本での開催が決まっており、参加者を募集している。

関西で企画運営に奔走しているのが、立命館大学法学部4回の関口大樹さん、国際関係学部4回の赤松希実子さんだ。昨年の会議に参加し運営に携わることにした関口さんは「分科会では関係するスポットのフィールドワークをします。そこで参加者同士が仲良くなったりします」と話す。今年は経済の分科会では自動車工場、に行く予定だ。また議論は英語ではなくお互いの母国語を通訳が解する形式。「外交官同士の議論みたいで面白いです。通訳を解するのであらかじめ話すことを考えてまとめておくことが必要」。

赤松さんは、「参加すると多様な価値観に出会える。お互いの考えや価値観の違いが分かるのは新鮮。色々な大学から学部・回生を超えてやって来た勉強熱心な学生と関わることで、視野を広げることが出来ると思います」と話す。現在は会議本番に向けたミーティングの他、中国人留学生と日中関係について議論を行う「日中ハウス」の運営にあたっている。

応募は同会議のウェブサイト(http://jcsc.jp/)から。また4月16日に日中ハウスの第2回が予定されている。

日中ハウスin関西
◆日時:4月16日(土) 13:00~15:30 
◆場所:近畿大学 本部キャンパス
◆申込:同会議のホームページから
◆締切:4月14日(木)午後23時59分まで