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医学研准教授に停職6か月 セクハラなど認定

2023.04.16

京大は3月22日、同じ研究室の職員に対しセクハラなどの不適切な行為を行ったとして、医学研究科の准教授を停職6か月の懲戒処分にしたと発表した。処分を受けたのは、40代の男性准教授。

京大によると、2021年10月から22年1月の間、同准教授は被害を受けた職員を突然抱き締めたほか、当該職員への配慮を欠いた言動などを複数回行ったという。22年4月に当該職員からの申し立てを受けて医学研究科が調査委員会を設置し、ヒアリングなどを実施。結果、以上の行為をセクシュアル・ハラスメントと「当該職員に対する複数の不適切な行為」だと認定した。当該准教授は調査の中で、一連の行為を行ったと認め、一定の反省を示したという。

京大は取材に対し今回の事案を「誠に遺憾」とした上で、引き続き、相談窓口の設置や注意喚起を行い再発防止に努めるとした。