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法経本館の掲示板に落書き

2012.06.17

5月16日、法経本館1階の教務掛掲示板にスプレーによる落書きが発見された。法学部は対策として「告知」を5月21日に出したが、これに関して法学部学生自治会常任委員会は疑問を呈している。

法学部によると、発見された時間から推察して落書きされたのは15日夜から翌朝。掲示板や教務掛の窓ガラスに黒いスプレーで一本の波線が書かれた。配布物や証明書自動発行機の画面にも及び、発行機が使用不能になるなどの被害が出た。落書きはすぐに消されたが、法学部は21日に「告知」を掲示し、「(略)このような行為は、本学部・研究科の学生、教職員その他関係者に多大な迷惑をかけるものであり、断じて許すことはできない。従って、再び同様の行為があった場合は、警察への被害届提出、学生の夜間の法経本館の出入りの制限・禁止など、しかるべき措置を講ずることとする」としている。

これに対して法学部学生自治会常任委員会は「21日付け告知への疑問」なるビラを配布。その中で、今回の落書きが学生によるものであるかどうか分からない段階で「学生の夜間の法経本館の出入りの制限・禁止」に言及したのはなぜか、法経本館の夜間使用の規制は対策として有効なのか等の疑問を投げかけた。さらに、法学部の対策を「恣意的」とし、貴重な課外活動・学習空間である法経本館西ウイング地下の夜間使用が制限されることに異議を唱えている。