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〈Topic ’26〉夜空を焦がす祈りの火柱 広河原松上げ

2026.09.16

〈Topic ’26〉夜空を焦がす祈りの火柱 広河原松上げ

大笠をかき上げる「突っ込み」

8月24日、広河原(左京区)で松上げが行われた。広河原松上げはおよそ300年以上続く神事であり、火祭りを通じて愛宕大明神へ献燈するとともに、五穀豊穣・無病息災を祈念する。

出町柳から北へバスでおよそ1時間半。広河原は都市から遠く離れた山間部であるにも関わらず大勢の見物客で賑わっていた。午後8時を過ぎた頃、男たちが地面に立てられた無数の「地松」に火を灯し、結界を作る。月明かりの下、煙が一面に立ち込め、幻想的な雰囲気が漂った。その後、中央に聳え立つ高さ約20メートルの燈籠木の先の大笠に向かって、若い男衆が火を灯した「上げ松」を投げ入れる。やがて大笠に火が移り、大きく燃え上がると、燈籠木が勢いよく倒された。フィナーレでは「山いくぞ!」「川いくぞ!」の掛け声を合図に、地面で燃え盛る大笠を二本の木でかき上げる「突っ込み」を行う。男衆が数人がかりで大笠を力強くかき上げると、火柱が空高く伸び、大きな歓声が上がった。臆することなく火に向かっていく姿はやや危なっかしかったものの、街中では見られない荒々しくも壮観な光景に圧倒された。(椒)

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