〈Topic ’26〉裸足で感じる猛暑の納涼譚 下鴨神社 御手洗祭
2026.08.01
足元が不安定な中、片手に蝋燭、片手に靴袋というおぼつかなさ
参拝客は受付で裸足になり蝋燭を受け取り列を順に進む。さっそく池に足を踏み入れると驚くほど冷たい。周囲の参拝客からも唐突に悲鳴が上がり、慌てて裾を捲り直す姿も見られた。プールの授業を思い出させる小さなパニックの中、歩みを進めると奥に燭台が並ぶ。蝋燭に火を灯して燭台に並べるのが一連の作法だが、その実、筆者は蝋燭を貰い損ねていた。そのため十分に祭事に関われなかったが、それでもまさに爽やかな心持ちで池からあがった。
さて、楼門を出て今度は売店に歩を向ける。選んだのはみたらし団子、ではなくかき氷。その名の縁起より涼を求めて頼んだ氷の山に、抹茶味の練乳を贅沢にかけて頬張る。酷暑を忘れる清涼感は、池に足を浸したお陰か、かき氷のお陰か、はたまた鬱蒼と社殿を取り囲む糺の森のお陰か。糺の森では8月中旬に古本まつりも開かれる。夏の汐時はまだまだ遠い。暑さに項垂れつつも輝かしい夏休みに期待が膨らむ。(燕)
