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文科相 京大を卓越大に認定 京大「対話重ね計画を推進」

2026.08.01

7月31日、文部科学大臣は京大を国際卓越研究大学(卓越大)に認定し、8月から助成を開始する見込みだと明かした。東北大、東京科学大に次ぐ3校目となった。関係者によると、京大の今年度分の助成は200億円程度となる。京大は、本紙の取材に「大学の構造改革を進めるにあたり、様々な不安や、変化に対する懸念の声があることは真摯に受け止めている」としたうえで、学内で対話を重ねながら計画を推進すると回答した。

国際卓越研究大学制度とは、国際的に卓越した研究を展開し、経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が期待される大学へ、国が10兆円規模の「大学ファンド」から1年あたり最大で数百億円を助成するもの。昨年12月、文科省の有識者会議は卓越大の認定候補に京大を選出した。正式認定には、全学計画である京大ビジョンの明示とデパートメントへの移行状況について確認が必要だとされていた。

京大は、教授をトップとする「小講座」から、部局の壁を越えた学術分野ごとの「デパートメント」に移行することを目指し、7月に公表した計画案で、29年4月までに、約1千の小講座を約20のデパートメントに再編することを掲げた。昨年12月時点では、教育人事組織として採用や昇進などを担う「学系」の区分に基づき約40のデパートメントを置くと説明していた。

7月の記者会見でデパートメント数の変更は、ワーキンググループで検討した結果と説明していた。本紙が詳細を尋ねたところ、京大は1月に、現在ある40の学系を「類似する学術領域」として人文、法経、化学、数学物理、地球理工学、生物、生命医学の7つに分類し、それぞれにワーキンググループを設置したと回答した。グループには、学系長や関係学系の教職員が参加し、副プロボストや理事補などの戦略調整会議委員や副理事などの執行部側のメンバーが座長・副学長を務めている。議論の内容は、学系会議などで教職員に周知されており、教職員の意見はワーキンググループにフィードバックされているという。

京大は、体制強化計画の第2次案で、京大が基本理念とする「自由の学風」をもとに、京都大学の全学ビジョンや研究改革推進指針(ポリシー)を掲げた。京大によると、ビジョンやポリシーは、湊長博総長のもと執行部が原案を作成し、教育研究評議会や経営協議会、運営方針会議などの会議体での議論やアドバイザリーボードとの対話を経て策定した。4月に新設した京大将来ビジョン担当副学長の職務は、体制強化計画の核であるデパートメント制への移行を含めた将来計画の議論を進めることだという。6月には、立川康人・京大将来ビジョン担当副学長が次期総長候補者に選出された。

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