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霊長類フィールド研 CF開始 旧霊長類研の試資料 整理はかる

2026.08.01

京大霊長類フィールド研究センターは、旧霊長類研究所が所蔵した試資料の整理にかかる費用の調達を目的としたクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。目標金額は150万円。寄付募集は9月17日まで。

霊長類フィールド研究センターは、旧霊長類研の解体に伴い、理学研究科の附属組織として今年4月、吉田キャンパスに設置された。現在、愛知県犬山市の旧霊長類研の施設から、試資料の移管作業を行っている。これらの試資料を適切に保管するとともに、今後の研究での活用をはかるため、今回のCFの実施に至ったという。

集めた資金の一部は、棚や冷凍・冷蔵庫などの試資料の保存設備の購入や、整理収納にかかる人件費などに用いる。また、資料のデジタルアーカイブ化を行いたいとしている。これらの資料は、将来的に京大総合博物館のデータベースで公開することを想定しているほか、先行して希望者に資料を共有することも検討しているという。

寄付はCFサイト「READYFOR」にて9月17日まで募る。8月5日現在、約120万円が集まっている。CFの現時点の進捗について同センターの半谷吾郎准教授は「たいへん順調なスタート」と考えているとし、CFを通じて「もっと多くの人に霊長類学を知ってもらえれば」と期待を込めた。

開所記念式典を開催


7月31日、芝蘭会館で同センターの開所記念式典・シンポジウムが開催された。記念式典では岩井一宏理事、佐々真一理学研究科長らが登壇し、式辞を述べた。また、同センターの高井正成教授、半谷准教授による基調講演や、2氏を交えた霊長類学・人類学の研究者6名によるパネルディスカッションも行われた。