ニュース

〈Topic ’26〉夏夜の屋台と山鉾と 祇園祭 宵山の歩行者天国

2026.07.16

〈Topic ’26〉夏夜の屋台と山鉾と 祇園祭 宵山の歩行者天国

10トン以上あるという長刀鉾。巡行の日、猛暑の中で山鉾を曳く人々には頭が下がるばかり

このごろ都に流行るもの、ホコ天・提灯・コンチキチン。平安時代に疫病退散を願って始められた八坂神社の祭礼・祇園祭は、新型コロナウイルスの困難を乗り越え、今年も7月いっぱい盛大に開催されている。14~16日の「宵山」のうち、15・16日は中心部の通りが歩行者天国となり、提灯のほのかな明かりと祇園囃子、壮麗な山鉾、そして多種多様な屋台が訪問者を出迎えてくれる。

15日の夕刻、後輩編集員から託された「厄除けちまき」を八坂神社に奉納してから、四条通を西に進む。徐々に通りが混雑してくると、目の前に現れたのは高さ2メートルあるという「長刀鉾」。名前の通り頭に薙刀が備わるこの鉾は、巡行では必ず先頭を進む。祭のシンボルともいえる鉾を写真に収めようと、多くの通行人が足を止めては「立ち止まらないで」と警察官に注意されていた。

四条烏丸以西は山鉾の数も増え、一帯はますます提灯の明かりで煌めきを纏う。と同時に、南北の通りには無数の屋台がひしめいてくる。焼きそば・一本漬けきゅうり・フリフリポテトなどを堪能したものの、食い意地の張る筆者。一般人も搭乗できる「函谷鉾」には脇目も振らず、きゅうりをもう1本求めたが、売り切れに涙を呑んだ。

屋台が出るのは15・16日のみだが、他日程でも通りに立ち並ぶ山鉾の姿を楽しめる。期末試験に余裕があれば、7月後半の「後祭」へ足を向けるのもおすすめだ。(晴)

関連記事