既存2棟 国際交流会館に転用へ 留学生宿舎 不足解消狙う
2026.07.01
京大は、10月から既存の建物2棟を留学生用の宿舎として運営することが明らかになった。総合生存学館の「廣志房」と京都府から取得する「みずき寮」の2棟を転用する。留学生と外国人研究者の宿舎である国際交流会館は全部で8館になり、留学生向けの居室が75室増える。京大によると、国際卓越研究大学(卓越大)の認定を見据え、留学生や外国人研究者の宿舎の不足解消を狙うという。
京大は、卓越大として留学生や外国人研究者の受け入れ拡大を目指す上で、宿舎の不足を課題としている。2025年12月、卓越大の計画案の中で、日本人学生と留学生が共修できる混住宿舎などを整備する方針を示していた。京大によると、現在、国際交流会館の居室数は留学生用が338室、外国人研究者用が143室だという。関係者によると、あわせて1千室への倍増を目指す構想もあるという。なお、吉田寮現棟の建替方針を可決した4月の部局長会議では、執行部が現棟の跡地に国際共修を目的とした宿舎の建設も検討していると明かしたという。
廣志房は、総合生存学館の合宿型研修施設として13年に新築された。総合生存学館の学生は、合宿型研修施設に水道光熱費の実費と1か月の共益費5千円の負担で居住できる。京大によると、25年4月のガイダンスで、総合生存学館の学生に対し、廣志房を大学本部の管理にすること、入居者は26年3月末までに他二つの合宿型研修施設に転居する必要があることを説明したという。
総合生存学館の学生によると、定員割れにより施設に空きがあり、短期留学の学生を受け入れたこともあるという。ただ、廣志房の転用により、総定員が80人から50人に減るため「今後、入居できない学生が出てしまうのではないか」と不安を漏らした。また、「学生のための施設なのに、学生抜きで決めたことは残念だ」と語った。
みずき寮は、1978年竣工の建物で、2014年に京都府が留学生寮として改装し、京大の留学生も受け入れてきた。京大は京都府からみずき寮を取得して、国際交流会館として最大5年、運営した後に解体し、新しい留学生宿舎を建設する。25年12月には、京都府は老朽化などを理由に26年9月末での廃止を決定した上で、民間活用も含めて利活用を検討しており、26年5月に利活用の事業者として京大が選ばれた。京大は25年3月に京都府・京都市との包括連携協定を結んでいた。
京大は、卓越大として留学生や外国人研究者の受け入れ拡大を目指す上で、宿舎の不足を課題としている。2025年12月、卓越大の計画案の中で、日本人学生と留学生が共修できる混住宿舎などを整備する方針を示していた。京大によると、現在、国際交流会館の居室数は留学生用が338室、外国人研究者用が143室だという。関係者によると、あわせて1千室への倍増を目指す構想もあるという。なお、吉田寮現棟の建替方針を可決した4月の部局長会議では、執行部が現棟の跡地に国際共修を目的とした宿舎の建設も検討していると明かしたという。
廣志房は、総合生存学館の合宿型研修施設として13年に新築された。総合生存学館の学生は、合宿型研修施設に水道光熱費の実費と1か月の共益費5千円の負担で居住できる。京大によると、25年4月のガイダンスで、総合生存学館の学生に対し、廣志房を大学本部の管理にすること、入居者は26年3月末までに他二つの合宿型研修施設に転居する必要があることを説明したという。
総合生存学館の学生によると、定員割れにより施設に空きがあり、短期留学の学生を受け入れたこともあるという。ただ、廣志房の転用により、総定員が80人から50人に減るため「今後、入居できない学生が出てしまうのではないか」と不安を漏らした。また、「学生のための施設なのに、学生抜きで決めたことは残念だ」と語った。
みずき寮は、1978年竣工の建物で、2014年に京都府が留学生寮として改装し、京大の留学生も受け入れてきた。京大は京都府からみずき寮を取得して、国際交流会館として最大5年、運営した後に解体し、新しい留学生宿舎を建設する。25年12月には、京都府は老朽化などを理由に26年9月末での廃止を決定した上で、民間活用も含めて利活用を検討しており、26年5月に利活用の事業者として京大が選ばれた。京大は25年3月に京都府・京都市との包括連携協定を結んでいた。
