ニュース

〈Topic ’26〉温室にも 春めぐりくる 府立植物園 フクシア展

2026.04.16

〈Topic ’26〉温室にも 春めぐりくる 府立植物園 フクシア展

色とりどりの花が咲き乱れる温室

4月10日から5月6日まで、京都府立植物園(左京区)にて、「フクシア展」が開かれている。フクシアは主に南米に分布する植物で、特別展では温室で180種を展示している。

フクシアの花は、垂れ下がったように下向きに咲いていた。ムッとするような温室の湿度と立ち上る草花の香りの中で、涼しげに咲くフクシアの花に自然と吸い寄せられる。可憐な姿は、耳元で揺らめく耳飾りを彷彿とさせ、まさにその別名「貴婦人の耳飾り」にふさわしい。花弁の形や枚数は種によって異なり、一重咲きや半八重咲き、八重咲きの3タイプに分かれている。花の淡い桃色や濃い紫色が春の日差しに照り映えていた。

また、ソメイヨシノの見頃が過ぎた園内では、「舞姫」や「思川」といった八重桜が主役となって、華やいでいた。訪れた人々は、桜の花に誘われるように木々から木々へと移り、カメラを向けて楽しんでいた。前日の降り続いた雨が嘘のように快晴となったこの日は、家族連れや老夫婦など、老若男女が春めく陽気に包まれた。来年はソメイヨシノを見に来ようと、心に決めて帰路に就いた。(悠)

関連記事