奄美遺骨 京大 返還求める面談を拒否 返還求める会「冷たい対応」
2026.04.16
回答文を手にする原井氏(右から2番目)=本部棟前
奄美人の遺骨については、1920・30年代、京都帝大医学部の金関丈夫助教授や三宅宗悦講師らが墓を掘り返すなどして収集した。
協議会は訪問に先駆けて3月6日と21日に博物館宛にメールを送信し、27日の面談を要求した。ただ、面談前日の26日時点では、返信を確認できていなかったという。
27日、協議会は博物館と本部棟を訪問した。博物館では職員1名が応対。面談はできないと答えた上で、「問い合わせの窓口は博物館ではなく大学だ」と述べた。本部棟では法務室の職員1名が応対し、メールへの回答文を読み上げた。協議会のメンバーが、大学のどの機関で面談実施の有無を決定したか尋ねると、職員は「大学として意思決定した」と述べるに留めた。
本紙の取材に対して、原井氏は「遺骨返還を求める僕らの声のほうが国際的な時流に照らし合わせても正しいと確信している」と述べ、「京大の冷たい態度は7年前の訪問時と全く変わらない」と落胆した。
京大は昨年11月、ホームページ上で奄美大島・徳之島・喜界島の三島に由来する遺骨360体を保管していると明かした。また、遺骨返還のガイドラインを公表し、由来地の地方自治体などの公共的団体と移管について協議する方針を示していた。今回の面談申し入れを受けて、京大は「ガイドラインに基づき真摯に対応してまいります」とコメントした。
