京大所蔵の『建内記』重要文化財に 室町期の政治・社会を描く日記
2026.04.16
京大図書館機構は3月26日、附属図書館と総合博物館が所蔵する『建内記』が国の重要文化財に指定されることになったと発表した。『建内記』は室町時代の貴族・内大臣の万里小路時房の自筆の日記。今回の指定に際しては、当時の朝廷や幕府の政治の実像や、嘉吉の土一揆発生といった社会情勢が記録されているほか、時房のもとに届いた書状が日記に添付されるなど自筆本ゆえの特徴も評価されたという。
『建内記』は、西園寺家の一門である菊亭家 (今出川家)に伝来した「菊亭文庫」に含まれている。菊亭文庫は大正時代に京大へ永久寄託されたのち、2020年度に新たな関係史料とともに正式に寄贈された。これを受け、21年度より文学研究科の上島享教授・大槻信教授らを中心に、菊亭文庫の全体像解明に向けた網羅的な調査が行われた。この成果が今回の重要文化財の指定に繋がったとみられる。
本紙の取材に対し、上島教授は調査に加わった学内外の研究者や大学院生、附属図書館職員に謝意を示した上で、『建内記』を教育・研究に活用していきたいとした。また、大槻教授は『建内記』が含まれる菊亭文庫について、公家の中でも特に家格の高い菊亭家にまとまって伝えられた点が資料としての価値を高めていると指摘した。『建内記』は図書館機構が運営する「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で既に公開されており、誰でも閲覧できる。
『建内記』は、西園寺家の一門である菊亭家 (今出川家)に伝来した「菊亭文庫」に含まれている。菊亭文庫は大正時代に京大へ永久寄託されたのち、2020年度に新たな関係史料とともに正式に寄贈された。これを受け、21年度より文学研究科の上島享教授・大槻信教授らを中心に、菊亭文庫の全体像解明に向けた網羅的な調査が行われた。この成果が今回の重要文化財の指定に繋がったとみられる。
本紙の取材に対し、上島教授は調査に加わった学内外の研究者や大学院生、附属図書館職員に謝意を示した上で、『建内記』を教育・研究に活用していきたいとした。また、大槻教授は『建内記』が含まれる菊亭文庫について、公家の中でも特に家格の高い菊亭家にまとまって伝えられた点が資料としての価値を高めていると指摘した。『建内記』は図書館機構が運営する「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で既に公開されており、誰でも閲覧できる。
