合成生物学で世界大会に挑戦 学生団体「iGEM Kyoto」支援金募集
2026.03.16
京大の学生団体「iGEM Kyoto」が、合成生物学で世界をよりよくするアイデアを競う国際大会「iGEM」出場に向け、3月23日までクラウドファンディングを行っている。大会のチーム登録費や参加費、実験費を賄うことが目的だ。iGEMは米国のマサチューセッツ工科大学を中心に始まった世界大会で、世界各国の学生チームが参加する。
合成生物学とは、DNAやタンパク質などの生体分子をロボットの部品のように捉え、それらを組み合わせて、新たな生命機能を人工的に設計し、生物システムを構築する学問分野だ。この技術は、医療、農業、環境保全など様々な分野で応用されている。実験リーダーの西坂勇星さん(薬・1)は「合成生物学でできることは無限大」と意気込みを語る。
iGEM Kyotoは2008年の創設以来、世界大会に15回出場し、9回の金賞を受賞。学部1、2回生が主体となって運営を行う。昨年は「鳥インフルエンザ蔓延防止」をテーマに、鳥インフルエンザに感染すると自動で細胞死する人工タンパク質システムを設計。アイデアの独創性に加え、実験による検証や社会実装を見据えた養鶏関係者への取材が評価され、金賞を受賞した。
今回の大会でiGEM Kyotoがテーマとするのは「発酵」、中でも日本酒造りだ。現在、日本酒造りの現場では職人の技術に頼る面が多く、後継者不足が問題になっている。そこで味をデータ化し、酵母自身の活動を利用する。例えば、酵母が多くのアミノ酸を生成すると、日本酒に雑味が出やすくなる。この問題を職人の技ではなく、酵母が一定以上のアミノ酸を作らないよう設計することで解決するというアイデアが出ている。社会問題を合成生物学の視点で解決しようとするアプローチだ。
今回のクラウドファンディングの主な目的はチーム登録費約100万円の確保だ。期限内に登録ができなければ、2026年度の出場が不可能だという。統括リーダーの新田紗也さん(農・1)は、寄付者に対して「本当に感謝している。最低でも金賞をとり、成果でお返ししたい」と力を込めた。(雲)
クラウドファンディングはこちら
合成生物学とは、DNAやタンパク質などの生体分子をロボットの部品のように捉え、それらを組み合わせて、新たな生命機能を人工的に設計し、生物システムを構築する学問分野だ。この技術は、医療、農業、環境保全など様々な分野で応用されている。実験リーダーの西坂勇星さん(薬・1)は「合成生物学でできることは無限大」と意気込みを語る。
iGEM Kyotoは2008年の創設以来、世界大会に15回出場し、9回の金賞を受賞。学部1、2回生が主体となって運営を行う。昨年は「鳥インフルエンザ蔓延防止」をテーマに、鳥インフルエンザに感染すると自動で細胞死する人工タンパク質システムを設計。アイデアの独創性に加え、実験による検証や社会実装を見据えた養鶏関係者への取材が評価され、金賞を受賞した。
今回の大会でiGEM Kyotoがテーマとするのは「発酵」、中でも日本酒造りだ。現在、日本酒造りの現場では職人の技術に頼る面が多く、後継者不足が問題になっている。そこで味をデータ化し、酵母自身の活動を利用する。例えば、酵母が多くのアミノ酸を生成すると、日本酒に雑味が出やすくなる。この問題を職人の技ではなく、酵母が一定以上のアミノ酸を作らないよう設計することで解決するというアイデアが出ている。社会問題を合成生物学の視点で解決しようとするアプローチだ。
今回のクラウドファンディングの主な目的はチーム登録費約100万円の確保だ。期限内に登録ができなければ、2026年度の出場が不可能だという。統括リーダーの新田紗也さん(農・1)は、寄付者に対して「本当に感謝している。最低でも金賞をとり、成果でお返ししたい」と力を込めた。(雲)
クラウドファンディングはこちら
