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６月２５日、理学研究科物理学・宇宙物理学専攻の主催で「ローレンツ祭２０１０」が開かれた。メイン会場となった北部キャンパス・理学研究科５号館には、京大内外から同専攻（大学院）を志望する学部生や、同専攻の研究内容を知ろうとする人々が詰めかけた。

ローレンツ祭は例年６月末に、各研究室の活動や雰囲気などについて多くの人々に知ってもらい、加えて研究室同士の交流を図るために行われている。同専攻の他にも化学研究所などが参加した。

多くの研究室は「オープンラボ」になっていて、参加者は各研究室に自由に出入りすることができ、教員や院生に研究内容の解説を求めたり、さまざまな質問をしていた。中にはデモ実験を披露したり、実際に研究施設を案内する研究室があり、一方、コスプレ姿の院生が研究内容の説明をしているところもあった。

祭の後半には、小貫明教授ら教員５人による特別講義や、百周年時計台記念館２階で研究交歓会が行われ、教員・院生などの参加者の間で物理学についての熱い議論が絶え間なく展開された。

ある参加者の学部生は「名称が同じような研究室があったが、違いがよくわかった」と話した。