環on映画会「灰とダイヤモンド」 池田名誉教授が作品解説(2010.03.16)

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2月23日、人間・環境学研究科棟の環onにて「第13回環on映画会」が開催され、ポーランド映画「灰とダイヤモンド」(1957年/アンジェイ・ワイダ監督)の上映と、池田浩士名誉教授による作品の解説が行われた。

上映に先立ち池田氏は登場人物の大まかな紹介をし、55年のスターリン批判による雪解けや、56年に反ソ暴動が起こった直後という、同作品が作られた時代的背景と、原作との相違点について説明。

「灰とダイヤモンド」は、ナチス・ドイツが無条件降伏を表明した1945年5月7日と翌8日にかけてのポーランドが舞台。戦時中はナチスへの抵抗運動を行っていたロンドン亡命政府からの指令を受けた戦後のポーランドが共産主義化するのを阻止するべく、地元共産党書記長の暗殺を実行する、という筋書き。

映画の上映後、池田氏は「彼をテロルへと追い込んだのは、結局民衆一人一人の心が変わらなかったから、彼は一人行動せざるを得なかったのだ、その意味では彼のようなパルチザン戦士だったり、革命家だったりは被害者とも言える」と語った。満員となった会場では、参加者から池田氏に対し映画の解釈をめぐる質問が活発に出されるなど盛況なイベントとなった。

本紙に写真掲載

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