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京大の20年後 見据え議論「未来戦略検討チーム」

2010.01.16

京都大学は12月22日、京都大学の将来像を若手教員が議論する「未来戦略検討チーム」を設置すると発表した。10年・20年先までを見据えて長期的な方針を定める。国立大学法人は2004年の法人化以降、6年間の大学運営構想をまとめた「中期計画・方針」を作成しているが、それでは不十分との判断で12月15日設けた。

検討チームは、10年後・20年後まで京大に在籍するであろう40代の若手教員を中心に構成される。部局が「次世代を担う広い視野を持つ」と推薦した教職員約40名が、総長の諮問機関として①大学のグローバル化②教養教育③キャンパス配置④入試制度⑤教職員の人材育成⑥外部戦略、の6項目に分かれて話しあう。3月までに中間提言、6月までに最終提言をまとめる。松本紘総長は「魅力ある京大であり続けるために、次の世代を担う人たちに幅広く検討して欲しい」と話す。