デジタル化で紡ぐ文化財 「東京オフィス」開所記念イベント(2009.11.01)

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京都大学東京オフィスで10月5日、同オフィスの開所記念イベントが行われた。井手亜里・工学研究科教授のコーディネートで「芸術のための科学技術」をテーマに講演会・展示会・見学会が催され、約80人の市民・専門家らが参加した。

午前・午後の二部で構成した。午前は井手教授、シルヴィオ=ヴィータ・イタリア東方学研究所長、方素平・西安交通大学教授、野村和宣・三菱地所設計建築第四部副部長の四氏の講演後、オフィス内に展示したデジタルミュージアムのシステムやデジタル複製画を参加者が閲覧した。講演では、井手研究室が開発した二次元文化財の高精細デジタル化技術や、それを用いたアジア世界文化遺産の保存・修復・活用のための国際研究基盤を構築するプロジェクトについて説明・紹介された。

井手研究室は2007年から08年まで、建築家ジョサイア=コンドルの設計図面をデジタル化するプロジェクトに参画していた。今春、復元建築された「三菱一号館」の図面も含まれていたため、野村氏が当の図面・写真を用いて、いかに復元したかを話した。

午後は三菱一号館を実際に見学した。見学直前には恵良隆二・三菱一号館美術館準備室長が説明した。丸の内で最初に建ったオフィスビルであり、一帯を開発するにあたっての基準となった意義などを話した。

京都大学東京オフィスは9月12日に開所。品川駅前の高層複合ビル「品川インターシティ」のA棟27階。これまで東京駅前にあった「東京連絡事務所」を閉じ、約6倍の広さで賃料も格安な同所に設けた。

教職員の会議や遠隔講義などに利用する。会議室のほか、パソコンを備えたワークスペース、ラウンジを設けた。松本紘総長は開所に先立って「(卒業生など)縁のあった人たちの、交流の場としても使ってほしい」と話していた。

開所記念として、伝統・革新・創造を大きなテーマに連続講演会が企画され、今回催された。第2回は11月13日・14日の両日、田中耕司・地域研究統合情報センター長のコーディネートで催す。テーマは「映像でみるフィールドワークの伝統:過去から未来へ」。申し込みは先着順、9日締切。京都大学の公式サイトから申込用紙をダウンロードし、FAXかEメールで送る。

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