「英語」学習めぐる可能性とは 農学部で講演会(2009.10.16)

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「英語の考え方・感じ方」と題された佐藤弘樹による講演会が9月30日に農学部総合館にて催された。佐藤弘樹氏は大学卒業後、ケニア大使館勤務、外国語スクール講師などを経験後、ラジオ局FM KYOTOの早朝番組「α-MORNING KYOTO」のパーソナリティを勤め、今年で18年目になる。経歴から解るとおり、英語に対する造詣の非常に深い人物である。

講演は佐藤弘樹氏の講師時代や大使館勤務時の軽い思い出話から始まり、いくつかの英語と日本語間に横たわるテーマについての話へと移っていった。例えば、英語の訳文には必ずある種の違和感がつきまとうが、それは英語の文中においては必ず明示される主語によってもたらされるそうである。日本語の会話の中でいちいち「私は」などと言われる事は珍しい。こうした違いは、英語と日本語の間には特に沢山存在し、それはアメリカと日本のコミュニケーションの文化がまるで正反対である事に由来するという。謙譲の思考の有無、明示的ルールと非明示的ルールのバランス、赤子が最初に覚える品詞の種類までもが正反対であるという(ちなみに東洋の子供は始めに動詞を覚えるのに対して、西洋の子供は名詞を先に習得するそうだ)。

そして英語は単なる一つの外国語ではなく、一番簡便で普及的な言語として諸文化との普遍的な意思伝達ツールとしての可能性も秘めているといった英語の性質に言及した話もあり、最後は言語学習における大きな楽しみ「他文化との違いを喜ぶ」ことが、我々の学習の促進剤となってくれれば幸いである、として講演を結んだ。

質疑応答の時間も設けられ、頭を英語の考え方に切り替える方法、英語スピーチの際にあがらないためのテクニック、無生物主語の訳し方のコツ、という具合の英語習得テクニックの直接的な質問から、高校の英語教育に対して思う事、低い声で悩む人へ向けた励ましの言葉(弘樹氏は小学生の頃より自分の声の低さに悩みを持っていたそうである)、などの、やや風変わりなテーマを含めたものまで、多彩な質問がよせられた。

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