実業家は論理より“胆力” DeNA南場社長、学生に語る(2009.08.01)

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6月18日、株式会社ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区)の南場智子代表取締役社長が京大会館で講演した。「コンサルティングと実業~求められる意思決定の違いとは~」と題して、これから就職活動を始める学生ら約50人に話した。

同社は外資系コンサルティング会社・マッキンゼー出身の南場氏らが1999年に設立した。現在「モバゲータウン」などの携帯電話用サイトを運営し、インターネットオークションのサービスなども展開している。

南場氏は講演で、コンサルタントと実業家の営みがいかに異なるかを、同社立ち上げの際の体験も交えながら熱弁した。コンサルタントは〝何を言うか〟を考えるのが重要視されるが、事業リーダーは〝何をやるか〟を意思決定するのが仕事と概観する。また、大きなプレッシャーのなかで意思決定を迫られる事業リーダーに必要なのは「胆力や勇気」と指摘する。コンサルティング会社はそれらを身につけられる場ではないとして「事業リーダーになりたいなら、最初に裁量の大きい会社に行くか、カリスマ経営者のそばで学ぶかが良い」とアドバイスした。

【質疑応答の一部】

―しかし結局(企業家に)コンサルタント出身が多いのは、矛盾していないか。
それは「胆力」を性格上持ち合わせていた人。コンサルタントとしての仕事では身につかない。

―南場氏にとって大学とは。
可処分時間が豊かな時。なので、有益であれ無益であれ、一つのことに打ち込み、「深み」やものごとに対する「謙虚さ」を身につけるもよし、あるいは色んな事を経験して、社会を知るのもよいだろう。


今回参加した学生(経済学部3回)は「コンサルティングという仕事を、違った視点から見ることができ有意義だった。自分が何をしたいかをよく考えて就職活動をしていきたい」。講演会を主催した「Amicus(アミクス)」は京都大学唯一のビジネスサークル。代表の島田幸輝さん(経済学部2回)は「実際にイベントを運営すると、学ぶことがたくさんある。今後も、社会人や学生への人脈を生かして、交流会や勉強会などを催していきたい」と話した。


《本紙に写真掲載》

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