新学問分野「霊長類考古学」提唱 京大中心の国際チーム(2009.08.01)

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京大とケンブリッジ大学を中心とする7カ国の国際チームは、7月16日発行の英科学誌「ネイチャー」で「霊長類考古学」という新しい学問分野の立ち上げを提唱した。日本からは松沢哲郎教授(京大霊長類研究所)が国際チームのメンバーとして参加している。

従来の考古学はヒトの文化を研究対象としていた。今回提唱された霊長類考古学は、従来の考古学的研究手法をヒト以外の霊長類に応用しようという試みである。ヒト以外の霊長類にも文化があることが認知され始めて久しく、またチンパンジー・カニクイザル・フサオマキザルで石器使用が相次いで発見報告されたことから、今回の新たな学問分野の創設にいたった。

霊長類考古学の特徴について松沢教授は「化石だけではわからない行動レベルでの石器使用を観察できる点で意義がある」とコメントしている。ヒトの考古学に資するところも大きく、例えば人類の化石とともに出土したとされる石器が、石でナッツを割る際に偶然できた可能性もあるという。

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